ニニフニ。

寺社を巡ったり描いたり彫ったり。

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十番 大慈寺(だいじじ)

大慈寺



小高い山を背にして、再建したての大きな山門が遠くからよく見える。
十番、大慈寺。

急な石段を上って振り返れば田園、そして田園。
本堂も新しめ。


本堂



と、白衣に金剛杖、剃髪した本職と思われる人がやってきた。
背には「南無大師遍照金剛」の文字。真言僧らしい。

流れるような読経。
境内に響き渡るバリトンボイス。

リズムは大切であるよね。何においても。


プロ



大慈寺のご本尊は問答好きだそうだ。
その昔、西国からやって来た儒者が仏教をバカにしていたので、
観音さまは老僧に変身して相手をすることにした。

「仏教では羅刹鬼国(らせつきこく)というのがあるなんてことを言っているが、
その国はどこにあるのか。答えられなければ仏法なんぞ嘘っぱちだ。」

儒者が激しい剣幕で詰問すると、老僧は

「汝の問う羅刹鬼国とは即ち汝が憤怒のさまをいうなり」

といって笑って去った。

儒者はこの一言で自らを恥じ、仏教に帰依するようになったという。

スマートな返し。
余裕の観音さまである。

羅刹鬼国だとか地獄とか六道の世界とか、いろいろあるけれども、
心の持ち方次第でいつでもどこへでも行けると。

悟りとか浄土というのも、どこか遠く、外の世界に求めるのではなくして、
自分の内側にこそ在るのだと。

弘法大師もそんなことを言っている。
要は気づくか、気づかないか。

これは腑に落ちる話だなあ、と思う


見晴らし








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