ニニフニ。

寺社を巡ったり描いたり彫ったり。

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八番 西善寺(さいぜんじ)

牽制


「当山は霊場につき物見遊山の者、酒気帯びの者境内に入ることを禁ず」
と、山門にていきなり牽制をかけてくる八番、西善寺である。

しかしこちらは一応巡礼者であるので堂々と門をまたがせていただくと、
そこには境内を覆いつくさんばかりの古木があった。

境内


樹齢500年ほどになるコミネモミジだそうで、これを目当てに訪れる人も多いようだ。
袂にいる如意輪観音などの石仏たちも木陰で居心地良さそうじゃないか。

こみねもみじ


こりゃあ木霊かなんか入ってんだろうなあ、としばし眺めている間にも後から参拝者はやってくる。
そして彼らもまた「ほおほお」言って木を見上げるのだった。

にょいりん


西善寺は現在禅寺であるんだけれども昔は浄土系だったようで、
観音札所でありながらも本尊である阿弥陀さまの功徳を強くアピールしている。


「ただ頼め 誠の時は 西善寺 来たり迎えん 弥陀の三尊」

これは西善寺の御詠歌である。
御詠歌っていうのは和歌の形式をとって仏を讃える仏教音楽の一種で、
観音巡礼においては各札所ごとに決まったものが用意されており、
宣伝歌のような要素もある。

昔、旅の僧がこの御詠歌を気に入って、思わず節をつけて踊ったところ、
村人もこれは楽しいと真似て踊るようになり、さらにクチコミが広がって多くの人がやってきて踊るようになり、
結果、人心の乱れは治まり札所も栄え、みんなハッピーな気持ちで暮らすようになった、というのが西善寺の縁起だそうだ。

恐るべし踊り。

葉が赤く色づく頃にも多くの人が訪れるようだが、
紅葉期間中は、参拝、納経をしない者につき写真撮影は禁止、さらに200円の入場料をもらい受けるという、
何かとオキテの多い西善寺であった。
まあ昔嫌なことでもあったんだろう。

しかし後に、西善寺を軽く上回るほどにオキテを連発する札所に遭遇することになろうとは、この時はまだ知る由もないのだった。


こみねもみじ





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